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東京黒虫党◆辛口日記Ⅱ◆

としぼの辛口日記復活!
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09/29/03:56
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11/23/10:37
遺伝予想Ⅱ

前回の日記を読んでくれたことを前提に話が進むよ!
気になる方は以前の私の日記を読んで欲しい。

ということで、「種親選び」に入っていこうと思ったんだけど、その前に大事な種親を選ぶに大事な遺伝子の話を少し考えてみたいと思う。

ただこの辺は非常に難しいことなんだよね。
昆虫、ことクワガタやカブトムシについては本当の学者?!が居ないようだし
いや、研究している人はいるけど 我々ブリーダーに欲しい知識 つまり大型化や形状遺伝の研究はまずされていないと思う。

そんなわけで、この後に書かれることは想像や仮定である場合が多いことをご承知の上で一緒に考えてみて欲しい。
何せ、学者でもなければ研究者でもない。
そもそも学のないヤツだってことをご理解いただきたい(^-^;
勘違いももちろんあるだろうしね。

単なる戯言の延長である。

では、最初に誰もがクワカブ飼育を始めると一度は耳にする「メンデル・遺伝の法則」
これは今更説明の必要ないと思うが、優劣・分離・独立の3つの法則のから成り立っている
最低限この辺はかじっておくと良いよ~ あえてここで細かい説明はしない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87


さぁ、そこまでわかったところで?想像の世界へ進みましょう。 

メンデルの法則で完全に証明されるホワイトアイ(白目)などのように形状や大きさがDNAとして全て遺伝するとは言えない。
しかし、確実に大型や形状のの遺伝子が伝達されているのは感じる人は多いはず。
人間もそうだけど「親に似る」「お父さんのように大きいね」などは多くの動物には確実にあるのだ。その遺伝の種類に違いがあるとしてもね。


よく研究家?!や遠い過去からオオクワガタを採集して大事にその個体(系統)のみ飼育されている方が言う。
「うちの自己採集個体から太い個体など出ない」
「この系統は10数年累代しているが変異や表現型は変わらない」などの話をする人がいるね。

確かに凄い研究や長い年月の実験や経験の言葉なのだろう。
ただ、それが正解?確実??
それでは特殊な個体や表現型として現れた場合は全てありえない? 交雑や雑種だと結論になるのだろうか??

私はそうではないと考えている。
遺伝の種類には沢山あり、集団遺伝学なども入り混じる凄い世界にのめり込むことになるので注意なんだけど 本当に遺伝などを信じてブリードするならある程度調べておくと楽しい。
また人間、こと一ブリーダーの飼育数なんて限られたものでサンプルとしては非常に小さいレベル。
これだけで確実に証明してるつもりにはならない方が良いね。

少なくともオオクワに関しては、母系の遺伝子による効果が大きいのは感じるし 父親系の形状(それはもちろん子供の♂に関してのことで♂の形が出てた言うより父子への遺伝であるだけ)も出やすいのは事実。
しかし確実に優勢遺伝ではないし、劣勢遺伝とも言い難い。。。
その辺をヒントにした遺伝を調べると可能性の高い遺伝方法のヒントになるとは思う。
ただ、この小さな個体 種雄はともかく大事な母体となる雌の判断は難しいんだけどね。
そういう意味でも雌は同系でも数頭用意する方が良いのだろうと思う。私の場合は少なくともそうだけどね。
ここが当り♀とか良い♀?!と言われる判断の分かれ目なのかもしれない。

さて、話は戻るんだけどホワイトアイ(アルビノ)などのメンデルの法則で説明できる所謂「劣勢遺伝」
別に劣るから劣勢じゃないんだけど・・・ これは優勢遺伝の裏に隠れた遺伝子のことで決してその能力などが弱いわけではない。
雄雌の表現形が出合った場合のみ発生するの。
自然界では少ないというか交配されずらいようだ。
その出会う確立は非常に低く、もし偶然運良く発現してもまた出会える可能性は凄く低い つまり次世代まで残らない可能性が高いだけだ。
生物には途中で死や繁殖をしなくなる場合もあるし。
元々劣勢遺伝は生命の維持に不利になることもあり、人間などより野性的な生物に関しては本能部分で避けている可能性が高い。

何故、今更この話を出すのか?
つまり、長年今まで累代を繰り返した個体(血統)にこの劣勢遺伝がなかった(かなり薄い)ことが考えられないだろうか。
この時点で、同じオオクワガタでも必ずしも同じ劣勢遺伝を持ったものの集団ではない可能性が高い。
特に飼育している一血統なら尚更ね・・・
※この場合の劣勢は必ずしも次世代や隔世で出る確率とは限らないと考える

そうなると、当然大型になる遺伝や色々な形状が出るのもいでれば出ない個体群も当然だと思えない?
つまり元々そういう遺伝子が無かっただけなの個体群だから。


あくまで自然界での劣勢遺伝はコピーミスのようなもの。
それを人口飼育下で偶然発現した個体を人為的にコピーミスを繰り返すことは可能である。
確かに劣勢遺伝の中には虚弱な性質だったり生存に不利な遺伝要素はあるかもしれない。
ただ、それはあくまで野生で生きる為の問題だったり、ブリード環境により対応されることは可能な場合もある。
簡単にいうと対性とか虚弱などがそういう部類ね。

また劣勢遺伝は新たな血の入れ替えによりまた更に進化するからだ。
劣勢遺伝の複雑な絡み合いや他の遺伝も含めたこと。
優勢遺伝だけの繰り返しと実は新たな血を入れた劣勢遺伝により出てきているのが今の「血統」なのかもしれない。
そう考えると「大型」や「形状」の発現も考え易いのだ。
そうでなかったとしても、突然変異というよりこれに近いようなDNAの引継ぎは行われていると考えられる。
極太や超大型に絶対はないけど、遺伝的な形状が個体群全体に現れているのは否定できないからね。

全てこれが最近極太や大型などの「血統」の理由というわけではないよ
他にも個体変異・奇形や環境(餌含む)による変異もクワガタには強くそしてかなり早いスピードであると感じるしね。
簡単な例として、オオクワガタには小型の小歯、中歯、大歯と大きく3つに分かれるよね?

同個体群、血統内や同腹でも起こる。
同じ環境や同じ条件にしても親などと違い、どれも出てくる可能性があるわけだ。
これがその例の一つ。

「そんなものはない、ある」と言っちゃうと水掛論になっちゃうんだけど、私は信じている。
偶然手に入れた個体群から現れた特徴ある個体、その累代飼育による変化と形状安定化。
これが「血統」なんだと。

ここを知る、ここを考えることがオオクワ飼育の浪漫であり累代の楽しみだと。


難しいと言うか、理論などにならないんだけど 何も遺伝しないならオオクワブリーダーなんて存在しない。
証明できなくても、研究者でなくともみんな経験や実感と飼育の中で肌で感じてるから「種親」を大事にしてブリードしている。

 

まぁ、あまりに大雑把な適当な遺伝子の話になっちゃったけど あくまで一例、個人論。
自分なりに色々調べたり考えてみて!意外と的外れではないと思ってる。遺伝の理論などの勘違いは別として。

ここらで諦めたり、考えるのを面倒だからだとオオクワブリーダーへの道は遠いぞ!
別に理論を上手に説明したり、暗記する必要はない。正直これを書くにあたり調べ直したりしながら書いてる。
それで十分、そういう物語があるんだ~くらいに感じていればオオクワブリーダーとしては十分なのだ(爆)
だって仕事や論文などじゃないんだもん。
ただ、これらの遺伝の話は他の生物 爬虫類や熱帯魚 ペットなどにも当てはまるのは当然なので基本は知っておくと良いね。
普通は中学校くらいで勉強してるとこなんだけどね?!

遺伝子の話は今後も時々考えていこうということでカテゴリーに入れておきます。


●種親、そして血統をどう見極めて 何より見つけ出せるかが必須なわけ。
「この個体大きいから凄いぞ」「この顎の形が好きだから親にする」
「有名血統なんだ」「●●さんの大型血統みたい?!」
これじゃダメなわけ。

顎形状なんかは余程の特徴が出てない限り、同血統内ではばらつく。
サイズもそう。♂の数ミリなんて環境、餌の種類交換のタイミング次第だったりもする。
そこだけで判断すると大間違いになるので注意だね。

もちろん、好みの形や親が大きいことは大事な要素の一つだけど その上でその「系統」を重視する。
「個体」ではなく「DNA」を探すこと。
そして、何を基準にしてブリードするか!
当然、卵を直接産む母雌が大事になってくるのは解ると思う。
あくまで同血統内での話から入っていくけどアウトラインももちろん理論として基本は同じになる。
どの血をどのように表現させるかを考えることだから。

では、次くらいに種親の基準といく?かもしれない。。。

長々とお付き合いいただきありがとうございました<(_ _)>
 

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11/20/14:38
遺伝予想Ⅰ

種親を選ぶ基準て色々あると思うんだよね。
顎や体が太いとか大型サイズだったり、自分の気に入った形?!

ただコレクションじゃないんだから、その個体から次世代を楽しみにしてくれる「種親」じゃないといけない。

そこで重要になるのが「遺伝」じゃないだろうか?

この世界(クワガタ、カブトムシ)特に発現の多々あるオオクワは常にこのことが話題になる。
この発現があるからこそ、オオクワ累代飼育の楽しみであるからオオクワ飼育をする人が多い理由の一つでもある。

では、オオクワの遺伝とはどういうものなのか?
結論で言ってしまうと、未だにそのメカニズム的なものは明らかにされていないというか、解っていない(汗)
そもそも研究者がいないのだから仕方ない。

その遺伝について、予測をしていきたいと思う。
年々色々な情報や意見もあり、もしかしたら?という部分もけっこうあるので色々な可能性から考えてみたいと思う。

今後シリーズとして続けていきたいと思うのでカテゴリーに追加しておいた。


では、まず遺伝とは?という話はWIKIででも調べてから読んでください。


最初にぶち当たると思われるのは「「メンデル 遺伝の法則」法則だろう。
しかし、これは純系を得て また完全に独立した条件を限定してのことであるので 気になる形状などのおおまかな部分については結論付けできない。
有名な目の色とか白色化(アルビノ)などの完全な劣勢の要素を持つ遺伝子の部分だけが、理論と確立で証明されている。

その上で、純系を得られないオオクワガタなどでは形状等ではこの法則だけで結果を出せないのは当然である。
しかし、あくあまで特徴の一つずつをこの法則で見た場合 可能性がないと言うわけではなさそう。
時にインラインでブリードした場合の顎の付け根やお尻の形状などは比較的安定して同血統で引き継がれていくような傾向もあるからなんだ。
ただ、これに関しては普通に優勢遺伝してる可能性や他の要素の遺伝である可能性も十分ある。

何よりここで難しくあるのはオオクワの♀の形状の違いを掴みにくい点が一番問題なんだよね。

遺伝の種類や理論などについては後日まとめてみたいと思ってるので、今回は凄~~~くおおまかな予想だけしておこうと思う。


★果たして極太や横幅の広い血統はないのか?そのような個体は全て交雑と決定?!
常についてまわる、疑惑や中傷される話題だね。
私の場合「NO」だと思ってる。

もちろん、噂で疑惑の個体や実験、作ってしまった話も聞くし 明らかに怪しい個体もみかける。
ただ、一定の範囲や限度で考えれば必ずしもがっちりした個体へと発展しないという理由がないのだ。

近年極太が大流行したと誰もが思うけど、累代を長く続ければ全体に太くなることはある。確かに変化の少ない系統もあるが、事実全体に体格が良くなったり その個体群の中なからも少しだけ見栄えの良い個体も出てくるはず。
また、それに魅了され そのような血統や飼育をするブリーダーへと移行した人が多いのもブーム的に躍進した理由でもある。人

これらの変化は人間でも犬でも他の哺乳類、鳥類や魚類だってある。
確かに自然界で一部の地域にその生息域と群では本能などで起こらない、つまりそのような変化を「血」が避けている可能性が高いそうだ。
これを人為的に、目的をもって繁殖した場合のことである。 本来起こらないことを起こすと考えた場合・・・
個体差と言われることもあれば、確実に「遺伝子」として出てくる場合もある。これが「発現」である。

過去のオオクワガタ飼育はその産地を累代続けたり、少しでも大きくする方法を試行錯誤してきただけで故意にそのような個体に目をつけて飼育してこなかっただけではないだろうか?
いや、それ以上に元の形状と違えば嫌われ あえて淘汰されている。
確かに普通に増やしては売りさばいたり、新たに自然個体を採集し しかも同じポイントばかりの採集個体だったりする。
この場合、ひとつの個体群であった可能性も高い。
これを大事に累代されてきたことは非常にありがたいことで、今の飼育のベースになってるんだろうけど時代は進んだ。

餌もここ数年だけで材→一次醗酵、2次醗酵から菌糸ビンへとなった。
ワイルド幼虫を菌糸ビンで飼育するだけで、格段に他の飼育法と違う形状や体格で羽化することを考えれば色々な可能性がみえてくるはず。
それ以外にも、同産地やエリア感での違う個体群との高配や選別なども行われる回数も増えているはず

そこから更に種親判別をし、どこに目をつけて(遺伝要素など)飼育するかで次世代への血は発展するのではないだろうか?
このような目標、目的を定めた飼育はまだここ5~10年くらいの話で しかもそのスピードは非常に早く 当然その結果が目に見えてくるのも早い。

遺伝はそんな簡単に出ない?
いや、確かに人間でもある程度の時間を費やすが 体格や病気、能力などの隠れた遺伝などは意外と早く出てくる。
それが1年サイクル、しかも寿命数年の昆虫であるオオクワガタではそれを回転させることは 凄いスピードでできることになる。何度も言うけど、それを人為的に行うわけで!
犬のサイズや交雑種などは2世代ほどで変化させられるし、小動物のブリーダーでは簡単に毛色や特徴を出したブリードをされている。逆にそれで悪い点を消していくこともできる。

しかも、劇的な変化をもたらす事も可能なのだ。もちろん、その中に突然変異もある。

そういったことを考えれば自然界ではありえない、人為的なブリードによる変化 つまり「発現」は十分あることであって、それが負の要素や奇形型であるかは別として変化を疑うことはできない。

また、これはインライン アウトラインなどでその方法や選択は違ってくるんだけど そのこともまた後日 遺伝の予想を絡めて書いていきたいと思う。

形の変化しない、大型血統はない と決めつけないで考えることも面白い。
それが今のオオクワガタ飼育なんだから。

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